紅葉前線目指して③
10月16日(月)。天気、晴れ。
カーテンを開けると快晴の空が見えた。
宿の前の木も紅葉に色付き、今回が紅葉ツーリングだったことを思い出させてくれる。
本日は予定通り、八幡平アスピーテラインへ行き、宮城県へ南下し女川町の宿へ向かう予定だ。
八幡平へ向けてさっそく出発をする。「この日のために昨日までの悪天候があった」ということを考えてしまう。
八幡平山頂レストハウスへ向けて紅葉の中を抜けて行く。途中「ダーウィンが来た!」の舞台になりそうな岩肌が露出した場所などがあり、日本にもこんな場所があったのかと感動させられた。
標高が上がるにつれて紅葉が消え、葉のない樹木が立ち尽くしていた。寒すぎて既に葉が落ちてしまったのだろう。
山頂のレストハウスは岩手県と秋田県の県境に位置しているため、今回のツーリングで青森以外の県に訪れてしまった。
山頂付近にある大深沢展望台で写真を撮った。眼下に広がる紅葉。言葉では目の前に広がる景色を表現することはできないが、表現するならば様々な思いの詰まった「凄い…」の一言ではないだろうか。ちなみに外気温は3.5℃。秋じゃない、冬。
山頂から岩手県側へ降り、向かうは龍泉洞。龍泉洞は日本三大鍾乳洞の一つで水深が98mある地底湖と世界でも有数の透明度を誇る水が有名だ。
観光地のため整備が進んでおり、水の中に光源があるなど自然の姿ではなくなっていたのが残念であった。ともあれ地底湖の透明度は素晴らしかった。
その後、三陸を走りたいとの相方からの提案で下道で女川町を目指すことに。
つまり我々は岩手県を横断し、これから縦断するということだ。
道路の案内標識では仙台までは240kmの表示で、女川町への到着予定時刻は20時。気の遠くなるイカれたプランである。デカすぎるぞ岩手県。
日も落ち、三陸の海沿いを走っているらしいのだが、景色は何も見えない。
海沿いだか、山の中だか分からない道を走り、無事21時半に女川町へ到着した。
本日は女川町にあるトレーラーハウスのエルファロで一泊である。
明日は帰るだけだが、近くの松島辺りには寄るかもしれない。東京は雨だと思うので明日は雨具の装備が必須だろうか。
To be continued….