夕凪便り

~春が過ぎ、気がつけば冬が終わる~

いざ能登半島へ②

 

11月20日(日)。天気、曇り

 

窓の外を見ると雲の合間に青空を見ることができた。

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宿の管理人のおばちゃんが「晴れて良かったですねぇ。今日はどちらまで旅をされるんですか?」と話しかけてきてくれた。

大きなバックをつけているので旅をしている人に見えたのだろう。まぁ旅には違いないが…

 

今日は私用のため能登中島まで戻りそこから国道249を走り能登半島を一周する予定だ。

 

朝露で濡れたバイクをタオルで拭き、エンジンをかける。

大量の水(?)がエンジンあたりから滴ってきた。この時、溜まっていた雨水がエンジンの振動で落ちてきてるのだと思っていた。

 

走り出すこと数分。バイクの燃料が少なくなってることを知らせるランプが点灯した。

走った距離からして大丈夫だとは思うけれど一応フューエルコック*1リザーブにしておいた。

 

のと里山海道で横田まで走り、能登中島へ。能登中島の近くのエネオスで給油することに。友人に前回の給油からの走行距離を聞くと「150kmぐらい」と教えてくれた。

給油するためにタンクキャップを開けるもガソリンが殆ど入ってない。

ガソリン満タンをお願いしたら18Lも入った。

燃費にして約8km/L…。VMAX(ヤマハ)並の燃費の悪さに疑問を感じた。いつもなら20km/Lくらい走るのに…。

 

ガソリンスタンドを後にして能登中島駅に向かって走り出す。信号待ちのときに気づいてしまった。ガソリンタンクの下から噴水のごとく吹き出ている液体を。

あ゛!ガソリン漏れている!どっかで止まるわ!」と友人に告げ、のと鉄道七尾線の線路沿いの駐車場へ。

 

見てみると燃料ホースが外れかかってそこからガソリンが漏れていたようだ。バックから工具を取り出し、友人にタンクを持ち上げてもらい応急処置を行った。このときに昨日のポリ手袋がまたしても活躍。作業が終わる頃には穴が空いてしまったが、今回のツーリングのMVPは間違いなくポリ手袋であろう。

燃料ホースを繋ぎ、一応漏れなくはなった。作業中に横の線路を「花咲くいろは」のラッピング電車が通り過ぎて行ったことが印象に残っている。

 

そこから2人は国道249で北上する。能登半島の沿岸には観光名所の見附島弁天島などがある。弁天島は写真に撮ったが、見附島には特に惹かれなかったためスルー。

そして雨がパラつき始めてきた。

 

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本格的な雨は降らなかったのだが、日が陰ったこともあり、一気に気温が下がったので、寒さ対策として雨具を装備することに。

海岸沿いを走り石川県の観光名所である白米の千枚田へ立ち寄り、併設されている千枚田ポケットパークでおにぎりセットを頂く。うん美味しい。

 

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ご飯も食べたし、出発。

ってときに友人が腹痛で20分近くトイレへ。駐車場でナビ(携帯)で経路検索しながら待っていると地元の観光バスの運転手のおじさんに「バイクもナビの時代か。はぁ~、東京から来たんかぁ。」と話しかけられた。地元ナンバーではない+大きな荷物を積んでると地元の方に話しかけられやすい気がする。なんか嬉しい。

 

友人が戻ってきたころには本日の宿に着くのがギリギリの時間に。能登半島一周を断念し、のと里山海道を使い一気に本日の宿である金沢市 湯涌温泉を目指すことにした。

のと里山海道能登有料道路として作られ、2013年に無料化となった自動車専用道路だ。道が綺麗で高速道路のように流れているので私の1100ccのバイクが真価を発揮していたが、友人のバイクは400ccのモタードなので辛そうだった。

 

 

18:15分頃に本日の宿、湯涌温泉 山音に到着。到着が遅れたのでさっそく夕食に。

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加賀料理がメインの和食ながらもおしゃれな料理で美味しかったです。

 

夜の湯涌温泉を散策し、少し雨が降ってきたので温泉に入り休むことに。

山音の温泉は男湯と女湯が時間で変わるスタイルなので、明日の朝はまた違った景色と温泉が楽しめそうだ。

 

明日の石川県は晴れ。なお、東京は…

 

複雑な感情の中、明日へ備えて寝ることにした。

 

続く