小さい秋見つけた。
11月1日(水)。天気、晴れ。
ここ3週に渡り週末が雨でバイクに乗れなかったので紅葉を見ようと茨城県の袋田方面へ。
すっかり走り慣れた常磐道で日立南大田ICまで行き、そこから道の駅さとみ→月待の滝→道の駅奥久慈だいご→袋田の滝へと向かう予定だ。
日立南大田ICから道の駅さとみへ向かう途中に竜神大吊橋という本州一長いと言われている吊り橋があった。が、今回は近くを通っただけで寄らずに道の駅へ向かった。
道の駅 さとみではかかし祭りのポスターやら掲示物がたくさんあった。県外からかかし祭りを見に来たのであろう老父に「かかし祭りはどこでやっているんですか?」と声をかけられた。申し訳ないが、かかし祭りの存在を2分前に知った私から得られる情報は何もない。
道の駅さとみを後にして月待の滝へ向かう。
少し遠回りになるが、国道349を北上し花立山の近くを通るアップルラインという道が「道幅広く走りやすい」と ドライブ本に書かれていたので行ってみたのだが、道の状態はあまりよろしくなかった。
月待の滝の駐車場へ到着し、滝のもとへ向かった。
月待の滝は滝の裏側へ行くことができることで有名な滝で、「くぐり滝」などとも呼ばれている。
この月待の滝で私は結構満足してしまったので、観瀑台へ行くのが有料の袋田の滝は見なくてもいいかな…って気持ちになっていた。
昼食を食べていなかったので、道の駅 奥久慈だいごでしゃものソースカツ重を食べた。
このあたりは軍鶏(しゃも)が有名だ。
また、ここの道の駅のお土産売り場でもののけ姫に出てくるこだまのグッズと目が合ってしまい、一体家に連れて帰ることにした。
こだまの玉という商品でこだまの中に丸い石が入っていて、金運だとか仕事運だとかを占えるグッズだそうだ。
日も傾き始めた頃、無事袋田へ到着。奥久慈のあたりの紅葉はまだまだであったが、袋田のあたりは周りと比べて紅葉が進んでいる気がした。観光地だけあって有料駐車場ばかりで嫌々してきたので見ないで帰ろうか迷ったところ無料駐車場を発見。
袋田の滝の観瀑台へは300円かかるが、せっかくなので観瀑台へ向かった。
いままで見たどの滝よりも迫力があり、言葉を失った。おそらく滝との距離が近いからだろうか。目の前全てが滝というのもなかなか味わえないだろう。日本三名瀑の一つと言うのも頷ける。月待の滝とは比べ物にならない迫力がそこにあった。
その後那珂ICから常磐道を使い東京まで戻ってきたのだが、那珂で給油をした時の空がまた凄かった。
大洗は近いと感じるが、常陸大田あたりはちょっと距離を感じるな。
ちなみに、こだまの玉からは安らぎの玉という白いのがでてきた。
ストラップみたいだったがこだまの首に掛けたら可愛さが増した。
今週末は晴れのようなので洗車でもしようかな。
紅葉前線目指して④
10月17日(火)。天気、晴れ。
本日は帰路のみであるが、この4日間で一番の晴天である。
昨夜は暗くて女川町の街の様子を伺うことができなかったが、改めて見てみると震災の名残がまだかなり残っており、復興途中ということを痛感させられる。
天気のいいこともあり、近くの日本三景の一つである松島に立ち寄った。友人は松島に訪れるのは初めてだったが、私は半年前に訪れているので特に真新しいものはない。
というか、半年前でも気になった松島で行われている工事。減るどころか増えていて景色を撮ろうとすると工事の看板が入ってしまうのが非常に残念だ。
松島で少し早めの昼食として牛タンを頂き、仙台港北ICから東京へ向けて走り出した。
仙台を出たのが13時頃で東京に着いたのが17時。北海道から帰る時と同じルートであったが、やはり仙台から東京は距離がある。
前回のオイル交換から3500kmぐらい走っていたので、近くの2りんかんでオイル交換をして帰ってきた。
今回は2人での長旅だったので、相手の様子を伺ったりと気疲れした。やはり数日かけての旅は1人のほうが楽で好きだ。
だんだんと寒くなりロングツーリングが厳しい時期になってくるので、近場のツーリングが多くなりそうだが、天気のいい日は走るようにしていこう。
では、今後ともゲートブリッジでお会いしましょう。
This trip is ends.
The next journey is waiting.
紅葉前線目指して③
10月16日(月)。天気、晴れ。
カーテンを開けると快晴の空が見えた。
宿の前の木も紅葉に色付き、今回が紅葉ツーリングだったことを思い出させてくれる。
本日は予定通り、八幡平アスピーテラインへ行き、宮城県へ南下し女川町の宿へ向かう予定だ。
八幡平へ向けてさっそく出発をする。「この日のために昨日までの悪天候があった」ということを考えてしまう。
八幡平山頂レストハウスへ向けて紅葉の中を抜けて行く。途中「ダーウィンが来た!」の舞台になりそうな岩肌が露出した場所などがあり、日本にもこんな場所があったのかと感動させられた。
標高が上がるにつれて紅葉が消え、葉のない樹木が立ち尽くしていた。寒すぎて既に葉が落ちてしまったのだろう。
山頂のレストハウスは岩手県と秋田県の県境に位置しているため、今回のツーリングで青森以外の県に訪れてしまった。
山頂付近にある大深沢展望台で写真を撮った。眼下に広がる紅葉。言葉では目の前に広がる景色を表現することはできないが、表現するならば様々な思いの詰まった「凄い…」の一言ではないだろうか。ちなみに外気温は3.5℃。秋じゃない、冬。
山頂から岩手県側へ降り、向かうは龍泉洞。龍泉洞は日本三大鍾乳洞の一つで水深が98mある地底湖と世界でも有数の透明度を誇る水が有名だ。
観光地のため整備が進んでおり、水の中に光源があるなど自然の姿ではなくなっていたのが残念であった。ともあれ地底湖の透明度は素晴らしかった。
その後、三陸を走りたいとの相方からの提案で下道で女川町を目指すことに。
つまり我々は岩手県を横断し、これから縦断するということだ。
道路の案内標識では仙台までは240kmの表示で、女川町への到着予定時刻は20時。気の遠くなるイカれたプランである。デカすぎるぞ岩手県。
日も落ち、三陸の海沿いを走っているらしいのだが、景色は何も見えない。
海沿いだか、山の中だか分からない道を走り、無事21時半に女川町へ到着した。
本日は女川町にあるトレーラーハウスのエルファロで一泊である。
明日は帰るだけだが、近くの松島辺りには寄るかもしれない。東京は雨だと思うので明日は雨具の装備が必須だろうか。
To be continued….
紅葉前線目指して②
10月15日。天気、曇り。
7時に起床し、朝食を頂いた。
山形の名物である芋煮に米沢牛が入っていて美味しかった。
曇り予報なので雨具は装備せずに蔵王エコーラインへ向かった。
蔵王エコーラインへ入り標高が上がるにつれてまたしても霧に包まれ、気温も下がって行った。
蔵王エコーラインは紅葉の名所というだけあって紅葉が綺麗で、霧とのコラボも幻想的でまた別の素晴らしさがあった。
が、気温が8℃と秋装備では限界を感じていた。
蔵王エコーラインの途中には御釜という火口湖がある。御釜へはロープウエイで行けるみたいだったが、視界数Mの中では何も見えないだろうと判断しロープウエイ乗り場でトイレだけ借りて再び出発した。
ちなみに、霧の中を走ったのでジャケットとジーンズはビショビショとなっていた。雨具を着ればよかった。
蔵王エコーラインを宮城方面へ下っていき、本日の宿のある岩手県の安比高原へ向けて走る。
下道で行くと時間がかかりすぎる為、東北道を仙台宮城から水沢まで使い、そこからは下道で安比高原へ向かった。
盛岡に着いたのは17時頃。日が沈みかけ、辺りは暗くなり、気温も下がってきた。
安比高原が近くなるにつれ外気温はどんどん下がり看板には5℃の表示が。
バイクで走ってる身としては体感温度はさらに低く、ダウンジャケットを着ていないので限界だった。
グリップヒーターを駆使しながらなんとか本日の宿 LA Vista安比高原へ到着。
ここは温泉も特徴的だ。モルデン沸石原石層から出湯する日本でも珍しい温泉で、優れた美肌効果から美人の湯、若返りの湯と呼ばれている。
温泉自体はぬめりのある湯で、個人的には好きな質感だ。これはマイ温泉ランキングが変動する…
今回のツーリングは天気が心配であったが、明日の東北は曇りの予報なので、予定通り八幡平アスピーテラインを走り宮城県女川町へ降りて行く予定だ。
To be continued….
紅葉前線目指して①
10月14日(土)。天気、雨。
紅葉ツーリング in 東北。なお、関東はしばらく雨予報が続いている。が、東北は月曜以外は曇りで九死に一生を得た感じだ。
友人との待ち合わせである佐野SAを目指して着慣れた雨具を装備して出発した。
友人のバイクが高速道路で走行中にエンジンが止まったりするアクシデントがあったものの、無事福島県に到着。
この後は磐梯吾妻スカイラインを福島から猪苗代湖に向けて走り、西吾妻スカイバレーを通り米沢市小野町の宿に向かう予定だ。
磐梯吾妻スカイラインは紅葉の名所として有名だが、天気が良くないせいか混んではいなかった。というか、霧の中で視界は10M程度であった。火山ガス発生地帯の景色は絶景なのだが、残念ながら何も見えなかったのが悔やまれる。
山頂の浄土平に着く寸前に雲の上へ抜けた。
浄土平レストハウスの天気は良かったので、吾妻小富士の火口を見に行った。ここの景色には毎回言葉を失わさせられる。
チェックインの時間もあるので、米沢市へ向けて走り出す。
猪苗代湖方面は晴れていたので紅葉の名所の所以を感じることができた。
職場で勧められた西吾妻スカイバレー。ここも絶景らしいのだが、あいにく日が落ちたため何も見えなかった。
本日の宿は米沢市小野町にある、タカミヤ旅館 山川である。
米沢に行くのなら米沢牛だけは絶対に外せなかったため、夕飯は米沢牛のしゃぶしゃぶだ。
驚いたのは源泉でのしゃぶしゃぶである。この後の温泉で知ったのだが、ここ小野川温泉は小野小町が開いたという伝説のある美容の湯として有名らしい。
源泉の量が豊富なのだろう、温泉のシャワーもお湯(源泉)と水の蛇口を捻り温度を調節するタイプであったり、升の湯という湯の華が浮いている源泉の塊のようなお湯に入ることができた。
さて、明日は蔵王エコーラインを通って八幡平を目指す予定だ。天気は晴れの予報だが、どうなることやら。
To be continued…
最高地点へのリベンジ②
10月2日(月)。天気、曇り。
8時ごろ戸倉温泉を出発し『オアシスおぶせ』向かった。
オアシスおぶせへ着く直前、水滴が付いた。なんか降ってきてるな…。
雨と言っても数滴着くぐらいなので大丈夫だろうと察し、志賀高原を目指す。
ちなみにこの3日間秋晴れとの予報が出ていたので雨具は何も持って来ていないので、雨が降ろうと対応する術はない。
次に停まったのは滋賀草津道路の手前にある『道の駅 信州やまのうち』。ここでライトダウンジャケットを初めとする防寒装備を整える。
上は5枚着てるし、サマージャケットだけど3℃でもなんとか耐えられるだろう。
日本国道最高地点へ向けて出発。
標高が上がるにつれて気温が下がり、周りの木々の色が薄れ秋の訪れを感じさせる。
そして今か今かと出番を待っていた小雨も降ってくる。
滋賀草津道路、標高2100m地点にある横手山ドライブインで昼食の根曲がり竹定食を頂く。
ここでアクシデント。アクションカムを録画状態のまま昼食を食べに行ったので、帰ってきたらバッテリーが切れかけていた。
撮影するのはベストポイントのみの一瞬と決め再出発。
平日なだけあって最高地点の碑の前は空いていたので、バイクを前に停めて撮ることが出来た。
そして晴れていれば絵になる高原の道を走り、草津の方へ降りて行く。
晴れていれば最高なんだろうな。
下り坂に入ったら周りは霧に包まれていた。今思うと雨雲の中だったのだろう…。
『道の駅 草津運動茶屋公園』で少し休憩をする。これもう普通に雨降ってる。
ちなみにアクションカムのバッテリーは完全に沈黙した。
草津運動茶屋公園を後にし、『道の駅 八ッ場ふるさと館』、『道の駅 あがつま峡』へ立ち寄り、渋川伊香保ICへ。
関越道を使い東京まで帰って来た。
総合的にみて、今回のリベンジは失敗したと断言していいだろう。
今回の教訓。
やはり雨具は持って行こう。
次は10/14から東北ツーリングを予定している。
では再来週、東北で会いましょう。
This trip is ends.
The next journey is waiting.